01.排水管の汚れを自分で掃除しよう!
この記事を読むと分かること
- 排水管の仕組みが分かる
- 排水溝と排水管の汚れの掃除方法が分かる
- 排水管がつまったときの掃除方法が分かる
水回りの掃除は普段からこまめにしているつもりでも、排水管の内部まではなかなか手を出しづらいものです。排水管入口付近の感触などは抵抗感があり、排水管の構造もよくわからないために、気になるニオイがあってもつい敬遠しがちになっているというケースもあるでしょう。
キッチン、洗面所、トイレ、浴室など、排水管が設置されている箇所はさまざまであり、構造も異なります。ただ、基本的には下水と室内の空気を遮断するための仕組みであることに変わりはありません。
基本的な構造を知ればお掃除に対する抵抗感も少なくなり、定期的な清掃でいつも快適な生活環境が実現できます。この記事では、排水溝と排水管の構造について解説し、排水管がつまったときの掃除方法について、さまざまな手法に迫ります。
02.排水管の主な汚れとは?
排水溝や排水管には、普段から頻繁に水やお湯が流れているので、簡単に汚れが付着したり、ニオイがこもってしまうことはないと思うかもしれません。しかし、実際には排水に含まれるさまざまな汚れが、次第に排水経路に残っていきます。
家庭内にある水回りでは、キッチン、浴室、トイレ、洗面所など、それぞれの場所で汚れの原因は異なります。そのため、掃除の方法や効果的な洗剤なども異なってきますので、詳しく見ていきましょう。
キッチン
キッチンは家庭の水回りの中でも、最も汚れた排水が流れる場所と言えます。油汚れや食材を切ったあとの残りカスなどが排水溝の汚れにつながりやすく、それらが流れ込む排水管もまた、汚れが蓄積していくとつまりが発生します。
これらの汚れには、アルカリ性洗剤を試してみましょう。酸性汚れの代表である油汚れを落とすには最適であり、洗剤カスなどにも有効です。一方で、食材のカスなどについては台所用の中性洗剤でも十分ですので、手や肌に影響の大きいアルカリ性洗剤を無理に用いることはありません。
また、重曹も油汚れや洗剤の残りカスの分解には効果を発揮します。アルカリ性洗剤は強力なため、小さい子供がいる場合や肌が敏感な人の場合は、少し抵抗を感じるかもしれません。そんな時、調理にも用いられる重曹であれば、安心して使うことができます。
浴室
浴室では、毎日の入浴で大量のお湯が使われます。ほとんどの汚れはお湯とともに流れていきますが、髪の毛などの固形物は簡単には流れません。また、髪の毛が排水管内部に残ってしまうと、そこに石鹸カスや皮脂汚れが付着しやすくなり、排水管を狭くしてしまいます。
03.まずは排水溝の汚れを掃除
水の流れが悪くなったときは、排水管だけに原因があるとは限りません。むしろ、もっと手前の排水溝の汚れが原因である場合も多く見られます。また、排水溝付近の汚れが原因である場合は、比較的簡単なお手入れで流れが改善します。
排水溝と排水管の仕組み
一般的な排水溝には、排水管の臭いを逆流させないための排水トラップが設置されています。キッチン、浴室、洗面所、トイレなど、水回りの設備によって排水トラップの形状はさまざまですが、その目的は排水管内部の空気が部屋に入ってこないようにすることです。
排水トラップの基本的な構造として共通していることは、トラップ内部に水を溜める場所があり、その水で空気を隔てていることです。排水経路の途中に設けられた水を封水(ふうすい)と呼び、これによって臭いや不快な害虫はシンク内に進入できません。
キッチンの場合、シンクの上から流れ落ちた水は、まず排水溝に流れ込み、ゴミ受けカゴや排水溝の水切りネットの隙間を通って流れていきます。大きめのゴミや食材などは、このカゴやネットに引っかかることがほとんどでしょう。その後、排水トラップの外側に溜まった水は、排水管のフチからあふれ出すように流れ込んでいきます。
浴室の場合は、浴槽の中の排水栓と洗い場の排水溝が下水への入口ですが、2つは、別々に排水管に繋がっているわけではありません。多くの場合、浴槽の排水栓から延びた管が洗い場の排水トラップにつながり、そこから下水につながります。この排水トラップの水が排水管内部の空気と浴室内の空気の接触を防いでいます。
洗面所の場合は、小さな排水溝の中にヘアキャッチャーが見える程度ですが、トラップが設置されていないわけではありません。排水管の途中がS字またはP字に曲がっていて、曲がった部分に水が溜まり、封水の役割を果たしています。
排水溝の汚れの掃除方法
排水管を掃除するなら、排水溝の掃除も一緒に行いましょう。排水管内の汚れは、基本的に排水溝から流れ込んだものばかりです。水際で汚れをいかに取り除けるかは、排水管の寿命や衛生面で非常に重要です。
04.排水管汚れの定期的な掃除方法
忙しい毎日を送っていると、なかなか排水管のお手入れまで手が回らないものです。しかし定期的な掃除は、つまりの予防やニオイの元となる原因を付きにくくするために欠かせません。
汚れに触らないお手軽な掃除
排水管の汚れを直接掃除するためには、道具が必要であるとともに、汚れに直接触れる心の準備も必要となるでしょう。しかし、できればあまりヌメヌメとした感触の排水溝には触りたくないものです。
そんなときに役立つのが、化学的な力で配管内部の汚れを溶かすパイプクリーナーを用いる方法です。一般的な洗剤よりはるかに強力ですので、皮膚や粘膜に付かないよう十分注意して扱いましょう。
まずは排水管に45~50℃のお湯を流して油汚れや皮脂汚れなどを浮かせてから、パイプクリーナーを投入します。投入する量はパイプクリーナーの取扱説明書に記載がありますが、ここで十分な量を用いないと、つまりの解消につながらないこともあります。
また、パイプクリーナー投入後の放置時間が長すぎることも失敗の原因です。長い間パイプクリーナーに触れさせておけば、より汚れが取れやすいと思いがちですが、溶けた汚れが固まってさらに排水管をつまらせてしまうことがありますので注意しましょう。
自宅にある物でできる掃除
パイプクリーナーのように強力ではありませんが、重曹とクエン酸による洗浄でも効果があります。重曹とクエン酸は100円ショップやスーパーなどで安く入手できるうえ、使用する量も一袋程度で十分なので費用をかけずに手軽に準備できるでしょう。
まずは排水口全体をすっぽり覆うくらいに、十分な量の重曹をふりかけます。さらに重曹の上からクエン酸をかけます。かけ終わったら、ぬるま湯を少しずつ流していきます。
すると重曹とクエン酸が反応を起こし、炭酸ガスの泡が発生するので30分~1時間程度待ちましょう。最後に排水管にお湯を流して、泡を完全に洗い流しましょう。
パイプクリーナーに比べるとつまりを解消する効果は低いですが、調理にも使用される重曹とクエン酸なら、キッチンでの使用にもそれほど抵抗感がありません。小さなお子さんがいる家庭や、皮膚が過敏な人にも適していると言えるでしょう。
05.排水管のつまり汚れに効果的な掃除方法
いらない布とお湯でつまりの原因を取る
忙しい現代人の生活では、日頃から排水溝や排水管のメンテナンスに時間を割けないこともあります。いつかやろうと思っていたものの、先延ばしにしているうちに排水管が詰まってしまうまで汚れていたということもあるでしょう。
また、定期的な清掃を欠かさなかったとしても、排水管のつまりが絶対に起きないとは言えません。もしも排水管が詰まってしまったら、物理的な方法でつまりの原因を取り除くことが効果的です。
つまりの解消には、大量のお湯でつまりを流し去ってしまう方法も、単純ですが意外と効果が大きいものです。準備するものも使い古した雑巾だけなので、比較的簡単に試すことができるでしょう。
まず、排水溝のフタやゴミ受けなどの部品を全て外したら、排水管付近に不要な布を敷き詰めます。排水管内部にも布を入れて、栓になるようにしましょう。そして十分に布を詰めたら、シンク内に熱めのお湯を張ります。お湯の量は、およそシンクの7~8分目の高さが目安となるでしょう。
準備ができたら布を一気に引き抜きます。大量のお湯による水圧がかかることで、排水管内部のつまりが解消されることが期待できます。シンクに溜めるのは水でも構いません。お湯の方が油汚れを落とす効果が高いと言えますが、熱湯だと排水管内部を傷めたり、布を引き抜いたときに火傷をする可能性もありますので注意しましょう。
ペットボトルでつまり汚れを掃除
家庭から出るペットボトルの空容器を使って排水管に空気を送り込む方法も、シンプルながら効果的です。ボトル内の空気を一気に送り込むことで、つまっていた汚れを浮き上がらせましょう。
まずは排水溝のフタやゴミ受け、トラップなどをすべて外します。むき出しになった排水管の口にペットボトルの口を差し込んで、ペットボトルを何回か押しつぶし、排水管内部に空気を送り込みます。
排水管とペットボトルの間に隙間ができると、空気が漏れて十分に圧力が伝わりません。内容量が大きければそれだけ空気の量も多くなるので、2リットルのペットボトルが望ましいと言えますが、取り扱いが難しいときは500mlのボトルを使うようにしましょう。
ラバーカップでつまりをなおす
ラバーカップというと、トイレでの使用を考える人が多いかもしれません。しかし、同じ排水管ですので、トイレであれキッチンであれ、つまりの解消にはもちろん効果を発揮します。トイレと共用するのが気になるという場合は、台所用に別途用意するのが良いでしょう。
トイレ用の製品は、洋式と和式でカップの形状が分かれていますが、キッチンで使う場合はカップの先端に突起が無い和式用のものが適しています。単純な構造なので、使い方は決して難しいものではありません。
まず、シンクに水を張ります。もともと排水管がつまっているので、水を流せば自然に水は溜まるでしょう。ラバーカップは排水管内を陰圧にしてその圧力で汚物を引き抜く原理ですので、この水を張るというところがポイントになります。
隙間ができないようにカップを排水溝に押し当てたら、一気に引き抜きます。注意すべきなのは押し込むよりも「強く引く」方が大事という点です。カップを強く押し込んでしまうと排水管の奥でつまっている油汚れや食材のカスなどが、水に溶けないまま押し込まれるのでつまりがなかなか解消されません。
排水溝にラバーカップを密着させてゆっくりと押し込み、一気に勢いよく引き抜くことをイメージして使いましょう。このとき、排水管内に水が引き上げられる流れが発生し、それによってつまっているものの位置が変わったり、上まで吸い上げられたりします。
なお、ラバーカップが有効なのは、油汚れなどによるつまりの場合です。固形物がつまってしまった場合には、どんなに頑張っても引き抜くことはできませんので気を付けましょう。
ワイヤーブラシでつまりを直す
水圧や空気圧で汚れを落とすことができなかった場合は、ワイヤーブラシを使って直接的に原因を取り除く方法を試してみましょう。排水管専用のワイヤーブラシは、長さや取り扱いのしやすさで機能差があるので、家庭の排水管の状態にあわせて選ぶことが大切です。
まずは、排水口のフタや椀トラップなどを取り外し、排水管にワイヤーブラシを入れていきます。排水管がカーブしている場合は、角度を変えたりワイヤーを回転させることで奥まで挿入することができるでしょう。完全にブラシが進まなくなったあたりにつまりの原因箇所があります。
ワイヤーを回転させながら汚れに押し当てることで、詰まっている個所が少しずつ削り取られていくのが実感できるはずです。汚れが落ちて、ワイヤーブラシの先端が引っ掛かる感触がなくなったら、ワイヤーを排水管から取り出しましょう。
06.定期的な排水管クリーニングをプロに依頼しよう!
排水管は、日常のちょっとした手入れや使い方に気を付けていれば、大きなトラブルが発生することはありません。しかし、家庭内にはトイレ、浴室、キッチンに洗面台など、形状も汚れの原因も異なるさまざまな排水管があります。
家族みんなが毎日使う水回りだけに、ひとつひとつをこまめに掃除していくのは大変です。そこで、長期間の使用による汚れの蓄積が気になったり、ニオイが気になってきた場合には、プロにクリーニングを依頼するようにしましょう。
用の機器を使った洗浄は、一般家庭ではできないハイレベルなメンテナンスが期待できます。排水管の汚れを徹底的に取り除き、快適な環境を取り戻すことができるでしょう。
排水管洗浄のおすすめは「ウチノコトサービス」
排水管の洗浄を専門にするプロは全国に存在します。多くのプロがいる中で、自分の住まいを任せられる信頼の技術を持っているのがどこかを見極めるのは容易ではありません。そういったとき、家屋の構造の隅々まで知り尽くしたハウスメーカーが紹介するサービスは、確かな品質が期待できます。
排水管の掃除についても高い技術を持っており、日常の清掃では落としきれない汚れに対しても、専用の清掃用具で対応します。汚れがリセットされてきれいになった環境は気分をリフレッシュさせ、毎日の掃除や生活そのものに対するモチベーションが向上することでしょう。
ウチノコトサービスの排水管洗浄の流れ
排水トラップや排水管は、外からなかなか見えづらい箇所でもあり、日頃からの定期的なメンテナンスが大切です。ウチノコトサービスでも、トラブルが発生する前段階での利用をおすすめしていますが、もちろん日常の清掃では不安な場合に、スポット的に依頼することも良いでしょう。
利用の流れ
まずは電話で申し込みを行い、排水管の位置と個数を確認しましょう。サービス会社との事前の打ち合わせに関しては、掃除の対象となる場所や対象範囲などについて相談します。
ウチノコトサービスでは、排水管洗浄サービスとして3カ所をまとめて掃除するパック商品を提案しています。キッチン・浴室・洗面所の排水管洗浄と排水トラップの分解洗浄のほかに、外回りの排水枡の点検・洗浄が付いていてとてもお得なプランとなっているので、ぜひ検討してみましょう。
作業内容や排水管の仕様によっては別途の見積もりが発生する場合もあります。なお、代金の支払いは作業終了後の精算となるため、当初の見積もりと請求が若干異なることもあるかもしれません。作業内容をよく確認するようにしましょう。
キャンセル料金について
申し込みをしたものの、どうしても急な都合でキャンセルしたい場合もあるかもしれません。ウチノコトサービスでは、作業前日の17時までに連絡すれば、キャンセル料は発生しないようになっています。17時以降は、スタッフ手配の関係から、キャンセル料としてサービス料金を全額支払う必要があるので注意しましょう。
07.排水管の汚れは正しい掃除方法で解決!
自分で手入れをしようとした場合、家庭の洗浄用具や洗剤では落としきれない汚れが残る場合もあります。しかし、さまざまな家屋の構造を知り尽くした、ハウスメーカーのプロのサービスであれば、安心して任せることができるでしょう。
いろいろ試してみたものの、やはり適切な掃除方法で徹底的にキレイにしたいと思ったら、プロに相談してみるのがおすすめです。